上所商店のおもいConcept

海の幸をとどけます

昭和四十九年創業以来、日本の「美味しい」を追求した
こだわりの海産物を、お客様のもとへ届けてまいりました。

鮭、さわら、ちりめん・・様々な海産物。
そのどれもが、わたしたちが選びぬいた厳選の食材ばかりです。
是非、ご賞味いただければ幸いです。

ごあいさつ

創業者の義父は淡路島の中学校卒業後、15歳で神戸中央市場の塩干屋に就職しました。昭和38神戸市垂水区の廉売市場を経て、昭和42年垂水区上高丸にあったマンモス市場の店舗を任されます。昭和49年店舗を買い取り独立します。75歳の生涯を終えるまで60年間商一筋!「美味しい物売らなあかん」義父はよく話していました。
義父の闘病を機に手伝い始めた嫁の私。配達先でお客様から「ここの魚はおいしいね」「ここのちりめんは辛すぎずおいしいわ」と、声をかけて頂くことも。義父の商品への想いがお客様に届いているんだと感じました。

はじめは配達のお手伝いだけでしたでも時々体調を崩して義父が入院すると仕込みができません。鮭の切り方やみそ漬けの作り方を教えてもらって、ひと通りの仕事ができるように覚えていきました。近い将来人生を終えるだろう義父を助けてあげたい。納得できるまで生きがいである商売を続けさせてあげたい。それが私の想いでした。

父の病気はゆっくりと進行して、座ってする仕事もできなくなります。3年間の闘病後、平成30年4月1日義父は亡くなりました。私も含め家族の誰もが上所商店は廃業だと思いました。

「自家製の塩鮭もさわらの味噌漬けも食べることができなくなる」「お客様に何て言う?待ってくれてる人たちがいるのに」「お義父さん頑張ってきたのに、終わらせてホントにいいのか」倉庫や書斎を片付けながらモヤモヤがきえませんでした。

「あかん!悩むなら続けてみよう!」って思ってしまったんです。絶対に大変なのはわかっていましたが、やらない後悔よりもやる後悔です。辞めるのは挑戦してからでもできます。そして、平成30年4月20日株式会社上所商店が誕生致しました。

代表取締役上所 花子